【中年男性向けお薦め図書】中年危機 河合隼雄

中年の思考事情
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『中年の危機』その根本を探る一冊

中年太郎
中年太郎

人間40代にもなると今までとは違う雰囲気の不安や徒労感を感じちゃうなぁ~。

ボンヤリとした実体のない不安だったりするんだけど、このイヤ~気持ちってなんだろか?

スキマの声
スキマの声

そりゃまさに

中年の危機

だよね。典型的なヤツだよ。

中年太郎
中年太郎

ちゅ、中年の危機…?

そんなのあるの?

スキマの声
スキマの声

それじゃあ今回は中年男性が陥りやすい『中年の危機』について書かれた本を紹介しよう。

かなり勉強になる中年男性必読の一冊だよ!

中年危機 河合隼雄

中年ほど心の危機をはらんだ季節はないと書かれた帯が衝撃的なこちらは有名な心理学者の河合隼雄さんが1993年に書いたもの。

フラフラとタイトルに釣られて購入しましたが、これが凄く興味深い内容だったので今回ご紹介しようと思いました!

簡単に入手できる本なので気になった方は是非手に取ってみてください。

河合隼雄とは

河合隼雄とは

日本の心理学者。

京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。元文化庁長官。国行政改革会議委員。

専門は分析心理学(ユング心理学)、臨床心理学、日本文化。学位は博士(教育学)。

兵庫県多紀郡篠山町(現:丹波篠山市)出身。

日本人として初めてユング研究所にてユング派分析家の資格を取得し、日本における分析心理学の普及・実践に貢献した。

Wikipediaより
河合隼雄 - Wikipedia

中年危機はこんな本

中年危機

最も意気盛んな安定期に見えて、中年ほど心の危機をはらんだ季節はない――。
心理療法の大家が、
夏目漱石、大江健三郎、佐藤愛子、山田太一などの日本文学の名作12編を読み解き、
中年の心の深層をさぐる。
本書に登場する小説の登場人物たちは、
職場での自らの立ち位置、配偶者の浮気、子どもの教育、老いへの不安など、
ありふれているようで本人にとっては重大いな問題に直面し、
戸惑い、やがて人生の大切な転換点を体験する。
読者にその問題が降りかかってきたとき、どう立ち向かえばよいか。
著者ならではの「中年論」。

Amazonより

『中年危機』は1993年に書かれた本ですが、30年近く経った今にあって色褪せることのない普遍的な内容と言えます。

本の中で中年世代を紐解くのに文学作品を取り上げてげているのも普遍性に大きく関わっている事なのでしょうが、中年世代が抱える漠然とした不安や倦怠感は今も昔も同じなのだと気づかされます。

しかし、現代において中年世代は早い時代の移り変わりの中で以前よりも遥かに多くの不安を抱えていると言っても過言ではないでしょう。

時代は変われども根本的な部分は同じ、そんな人として生きる上でかなりの確率で経験する中年の危機を知るうえでとても参考になる一冊です。

お薦めの理由

この本をお薦めする理由は

偉大な先人が、かなり一生懸命に中年の不安定な状態について考察した本

だからです!

我々一般人では到底辿り着くことの出来ない深いところまで思考を掘り下げていくことの出来る人が、この一冊の為に散々書籍を漁って書き上げた一冊だからです。

この中には何度も読み返すことで、また紹介された書籍に触れ合う事で見つかる我々の生きるヒントが隠されていることでしょう。

そんな最重要な本をお薦めしないワケが無い!

スキマ産業(仮)は自信が悩み彷徨う中年だからこそ、この一冊の重たい意味が分かるのです。

これは多くの中年男性に多くの学びを与えてくれる。

そう考えて今回お薦めさせていただいておるのです。

この本の中で取り上げられる作品たち

ここでは『中年危機』の中で取り上げられている作品を紹介していきましょう。

気になったら読んでみるのも良い経験になるでしょう。

門 夏目漱石

なんとトップバッターはあの夏目漱石!

この話はスキマ産業(仮)も読んだので解説もスッと心に染みていきましたね~。

中年の倦怠感と諦めと救いの可能性が感じられる作品です。

異人たちとの夏 山田太一

こちらはスキマ産業(仮)が知らなかった作品。

考察を読んで読みたくなりました。

神経病時代 広津和郎

なかなか面白い作品が続きます。

こちらも未読ですが気になりますね。

人生の親戚 大江健三郎

ノーベル文学賞受賞者の大江健三郎の一冊。

人生で起きる大事件とその後の喪失をどう受け入れ生きるのか?宗教と海の向こうの地に救いがあったのか?

重厚な内容がハードルの高さを感じさせる作品。

解説もキリキリと鋭く、ボンヤリ中年の人生ばかりが世の中に溢れているワケでは無いのだなと考えさせられる。

砂の女 阿部公房

「帰れない」それがいつしか「帰らない」になる恐怖と甘美な「諦め」が魅力的な作品。

これはスキマ産業(仮)が若い頃に読んで「???」ってなったんですが、中年になってから読んだら面白かった作品。

デカダンスの衝撃!オススメ。

妖 円地文子

中年期の性の向かう先。

若い頃の分かりやすいエロスが歳とともに次第に変わっていく様は不気味で興味深い。

人の老いとエロスについて考える作品。

恋の泉 中村真一郎

ホラーなのかファンタジーなのか?

夢か幻か?不思議な女性たちとの縁をとおして感じる中年世代のくすんだエロス。

どこかバブリーな時代感。

凪の光景 佐藤愛子

ダルい旦那と、瑞々しいご近所の男。

老年女性の目を通して感じる夫婦関係の難しさと「隣の芝生は青く見える」現象。

無謀か英断か?年寄りはどこでブレーキがかかるのか?

蘆刈 谷崎潤一郎

文学で好きなのは谷崎と川端。

それは知っている人に言うとリスキーでもあること。

こちらは人と人との憧れや恋心が屈折して絡み合う不思議な関係をとおして、人間の業の深さを考える作品。

青空文庫でフリーに楽しめる。

家族ゲーム 本間洋平

映画も衝撃的だったコチラは家族の在り方と関係について問題定義した意欲作。

時代を感じる描写にノスタルジー。

転生 志賀直哉

『和解』や『暗夜行路』は読んだけどこれはノーチェックだった!

文学の深さも知れる作家の作品。気になる!

道草 夏目漱石

最後はやっぱり夏目漱石。

安定のラスボスが書き綴る「血の鎖」はどこか振り切って走り出す事のできない血縁という呪いを書いた作品。

この深さに酔う。

『中年危機』は我々を救うのか?

さて、この『中年危機』ですが、果たして我々中年男性を救ってくれるのでしょうか?

スキマ産業(仮)が考えるに答えは「そんなワケがない」です。

この本は中年が陥る独特の心理状況にフォーカスしてはいますが、解決のための処方箋をくれるワケではありません。

それはナゼでしょう?

悩んで当然という状態を受け入れる

『中年危機』は我々中年男性を救ってはくれないと書きました。

それは「悩んでいる状態が当たり前で解決することに意味があるワケでは無いから」と言えます。

この本を読んでいくと分かるコトですが、中年の危機には大きな原因のようなモノは無く、生きてきた時間のなかで経験したこと、それとこの先の未来を考えた時に抱く不安がない交ぜになったモノだからでしょう。

つまり「これを解決したらお仕舞い」というものではないのです。

しかし、だからといって漠然とした不安をただ増加させるだけでは意味がありません。

次ではスキマ産業(仮)が考える中年の危機的状況を軽減する方法を提案していきたいと思います。

今日出来ること

まず、不安を感じたら我々中年男性には何が出来るでしょう?

それがスグに解決できない事ばかりを起因とするモノだとしたら?

中年の危機の一因には年齢からくる将来への不安と言うモノもあります。

頑張ってどうにか出来るものではない事が多いですよね。

では、どうするか?

スキマ産業(仮)は「とりあえず外でも走ってくれば?」という考えです。

悩むくらいなら汗かいてこいって事です。

どうせ悩みは尽きない

それならせめて健康的であれば良い方向に思考も働くのではないか?

そう考えるワケです。

たしかプロインタビュアーの吉田豪氏が昔言っていたこと

「サブカル系の有名人は運動しないから鬱になるのではないでしょうか?」

というものがあります。

まさにそれは言い得て妙!

やっぱり運動するって大切なんです!

30分の軽度な運動は抗鬱剤と同じ効果を持っていると聞いたこともありますから、これは大いに効果を期待できることでしょう。

問題は中年世代のモチベーションの低さ。

「わかっちゃいるけど動き出せない」

という状態であれば万事休すですね。

考えるってことはとても大切ですが、悩むのとは違うということ。

老年期を迎える前に、ちょっと頑張ってみたいものですね。

まとめ

スキマの声
スキマの声

さて、今回は世間でも良く使われる中年の危機と言うものがどんなモノなのか考察した人の著書を紹介したよ。

どうだったかな?

中年太郎
中年太郎

やっぱり中年になるとイロイロと大変なんだよなぁ~って改めて実感したよ~!

スキマの声
スキマの声

そのイロイロって何だったの?

中年太郎
中年太郎

それがまたイマイチわかんないんだよなぁ~。

考えるのメンドクサイし~。

スキマの声
スキマの声

なるほど…。

さて、今回は中年の危機について深く掘り下げた意欲的な一冊である河合隼雄著『中年危機』をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

我々中年男性は常に悩みの多さに圧し潰されそうになっている世代です。

家庭が、職場が、将来が、健康が!

我々中年男性の脳に様々な角度からプレッシャーをかけてきます。

また、それとは別にもう戻る事の出来ない若い時代への憧れや後悔、それに老いへの漠然とした恐怖も複雑に絡み合って襲ってきます。

中年は四方を完全に塞がれた状態なのだと言えなくもないのです。

どこかに答えが転がっているワケでもない中年世代の悩みには、今回紹介したような本などから生き抜くヒントをちょっとずつ得るのが大切なコトなのでしょう。

老いてはおらぬが、老けてはおる。

そんな中途半端な中年という季節を、なんとか生き抜いていきましょう!

スキマ産業(仮)では『中年の危機』と闘う中年男性を応援しています。

『透明人間理論』はそんな闘う中年男性の為の道標となる理論です。

「妻に薄毛が目立つと言われた」

「娘に臭いと言われた」

「職場で部下が話を聞いていない」

「笑いがとれない」

などの中年男性が直面する様々な問題への解決のヒントを提供していきます。

変化を望むなら努力を惜しんではいけない。

だけどどう努力したら良いのか分からない

そんな人の助けになれば幸いです。

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