【スキー試乗会レポート2023-2024】Salomon ADDIKT PRO

スキーについて

Salomon ADDIKT PRO

フリーライド系の板ばかりを乗ってきた人間にとってはこの新作が話題になっているという事はピンと来ていないがサロモンだけに意欲的なスキーを作ってきたんだなぁ~って印象は受けた。

昔のパソコン雑誌の表紙のようなネオンカラーとグリッドの組み合わせで構成されたデザイン。

90年代感覚でイケイケ感あります。

そして何よりも再生原料を使用して生産にかかるエネルギーも削減ってことでSDGs的です。

形状も特徴的なフィッシュテールで最近上位機種に採用されているBLADEテクノロジーも使われている。

いわゆる話題性バツグンというヤツです。

新しいモノが好きなら飛びつかずにはいられない新作が登場と言うわけですね。

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スキーのスペック

スリーサイズ:120-66-104

重量(1/2ペア):1260g(163㎝)ビンディング込み?

サイズラインナップ:156㎝、163㎝、170㎝

セットビンディング:Z12 GW

乗ってみた印象

まず思ったのが「割り箸みたいに細くて四角い何かに乗ってるぞ!」という感覚。

他のFIS規格品や技術系スキーとはちょっと違った足裏感覚。

「これはちょっとした角付けでもキリキリ曲がるんじゃないか?」って感じる。

重量も軽くまさに一日中ゲレンデにエッジを刻んでいたい人に最適なのかも?と思う。

しかし滑りだすとちゃんと自分のコントロール下にいてくれる素直さがある。

ターンはやはりキレがあるがテールの形状が影響しているのか、なんだか落ち着いた印象。

キレキレで曲がりたがるちょっと疲れるスキーかな?って思っていたけど素直で扱いやすく、それでいてターンひとつひとつに精度も追求出来るような不思議な魅力があった。

グルーミングバーンの幅広い楽しみ方が出来るスキー。

そんな印象でした。

BLADEテクノロジーはこれのことらしいです。

一番特徴的なこのテールの形状ですが、今後増えていくのでしょうか?

この形状のお陰なのかは不明ですが、確かにテールはキレキレの存在感というよりは優しい扱いやすさでした。

リサイクル感の高いサイドウォールがなかなかイカしています。他にはないデザイン。

ソールも地味にはせずにちゃんとこだわったデザインに仕上げてきています。

こんな人にオススメ

Salomon ADDIKT PROに乗ってみて感じた「こんな人にオススメなんじゃないかなぁ」ってのはこんなところです。

  • 新しいモノに目が無い人。
  • 一日中ゲレンデでターンを楽しみたい。
  • 最上位クラスのスキーに抵抗感があるが、それでも技術を上げたい人。
  • 軽くてもキレのあるスキーが欲しい人。
  • 太い板を所有していて、やっぱり細い板でターンを追求したいと考える人。

話題性バツグンですが『ターンを楽しむスキー』としての完成度は高く個人的にも欲しいなぁと思いました。

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