【スキー試乗会レポート2023-2024】SALOMON QST98

スキーについて

SALOMON QST98

フリーライドと言ったらサロモンのコレ!と思う人もいるでしょう。

他ジャンルのスキーヤーでも抵抗感の少ないセンター100mm以下。

それでいて中年以上の年齢でも違和感のない落ち着いたデザイン。

サロモンは積極的にSNSなどで情報発信する姿勢が有名ですが、QSTシリーズはYouTubeの『SALOMON FREESKI TV』でプロが使って派手に滑り、飛び、回っていますから認知度も高いと思います。

お洒落でありながらもケバくないのが特徴。

大人も楽しめそうな予感ですね。

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スキーのスペック

スリーサイズ:132-98-120(176㎝)

重量(1/2ペア):1860g(176㎝)

サイズラインナップ:169㎝、176㎝、183㎝、189㎝

セットビンディング:無し

乗ってみた印象

ここ数年の継続モデルでたぶんデザイン変更だけでしょう。

それでも七色の新しいブランドイメージカラーのロゴと落ち着いた中間色のボディはなかなかお洒落です。

ソールは逆に強気のカラーリング、歌舞いてますねぇ~。

さっそく乗ってみて感じたのは圧倒的なクセの無さ。

とっても取っ付きやすい印象で、高い衝撃吸収性能と操作性は万人受けするの間違いなしの仕上がり。

これならチャレンジングな斜面でもイケるんじゃないか?って気にさせてくれそうです。

反面、やはり個性の無さは飽きやすさにも繋がる気がします。

フリーライド中級クラスの人が相棒に選ぶのには最高ですが、ジャジャ馬を乗りこなすのが好きな人には向かないかもしれません。

投入されているテクノロジー

サロモンの独特なテクノロジーが豊富に投入されているQSTシリーズはスキーの進化を感じるのにもってこいのシリーズですね。

ダブルサイドウォールテクノロジー

足元に耐衝撃性能の高いABS素材を高密度に注入し、フルレングスのサイドウォールと組み合わせることにより、ハードな雪上でのグリップ力を最大限に発揮するための強力なプラットフォーム。(公式サイトより)

コルクダンプリファイア

コルクは衝撃吸収素材”コロイド”の16倍の吸収力を持っています。スキーの先端に使用することで、軽量化を図りながらも高いレベルの振動吸収性と減衰性を実現。(公式サイトより)

C/FX

C/FXは、カーボンと麻を織り交ぜたユニークな繊維層で、スキーのトップからテールにかけて貼り付けられています。カーボンファイバーの驚異的な強度、安定性、最小限の重量と、麻の高い減衰性と振動吸収性を兼ね備えています。サロモン独自の特許を取得しています。(公式サイトより)

こんな人にオススメ

とにかく新たにフリーライドカテゴリーのスキーに挑戦しようかと考えている人にオススメ。

扱いやすさ、重量、サイズ展開どれをとってもスタートラインには最高なパッケージになっていると言える。

またフリーライド系の大会で斜面のコンディションが難しい時の予備機としても最適かもしれない。

クセの無さはコンペには安心感があって頼れるし、長さのラインナップに189㎝がある。

それに110mm以上をメインに使っているスキーヤーのグルームバーンや春スキー用の二台目にももってこいだろう。

逆にスキーに個性を求めるような人には向かないと思う。

ガレージブランドのクセ多めの板を自分の物にするのが楽しいって人ではスグに飽きてしまうだろう。

軽量でバックカントリーにも使える万能タイプだが、その個性の無さが人によっては逆にマイナスになってしまうだろう。

スキマ産業(仮)は中年になってもスキーや登山を楽しみたい人を応援します。

若い頃とは違う体力と回復力。どうやったら楽しむ事が出来るのだろう?

そんな事を考えながら道具なんかの情報をユルく発信していきます。

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