【スキー試乗会レポート2023-2024】ROSSIGNOL SENDER 94Ti

スキーについて

ROSSIGNOL SENDER 94Ti

フリーライド業界で7シリーズをずっと引き摺っていたロシニョール!

そんな同メーカーの新しい挑戦はラインナップを拡大して快進撃を続けている!

多くの人に楽しんでもらえるように落ち着いたデザインと軽量化をメインに展開するSENDERシリーズはどんな実力を持っているのでしょうか!?

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スキーのスペック

スリーサイズ:128-94-118

重量(1/2ペア):1800g(178㎝)

サイズラインナップ:156㎝、164㎝、172㎝、178㎝、186㎝

セットビンディング:ナシ

乗ってみた印象

手に持つと見た目の印象と違って軽いので「こりゃ荒れた斜面だと手強くなるかなぁ~」って思いながらリフトに乗っていた。

試乗会の日は季節的にも雪質は良くなくて(雨だったし)時間が経てばドンドンとコンディションが変わる状況だった。

午前中に借りたのでマイアスキー場の上部はかなりゴテゴテした塊と前日からのコブの名残でバンバン跳ね返される斜面になっていた。

「下りるのに自分の技術だと体力使ってしまいそうだなぁ~」

なんて考えながらの最初のターンで「あれ?」

信じられない事に荒れたバーンでもスキーがバインバイン跳ねない。

しっかりと雪面とコンタクトしているけれど困った反動はドッシリと抑えてくれている。

「レクサスのSUVみたいなスキーやな」

そんなふうに思いました。正直びっくりした。

またクセの無さもBigメーカーらしく、その万人受けしそうなフィーリングはバックカントリーからフリーライドの草大会までカバーしてくれる信頼性の高さ!を感じる。

『やる気があればどこまでもサポートしてくれるスキー』

そんな印象でした。

投入されているテクノロジー

AIR Tip

ロシニョールのフリーライドスキーコレクションの一番のセールスポイントである軽量化を追求したハニカム構造の先端は、あらゆるスキーヤーに扱いやすさを提供してくれ、なおかつ長時間のゲレンデクルーズを楽しませてくれる。

Damp TECH

衝撃吸収に優れる素材を効果的に配置。

攻めるライン上にある雪面の凹凸を上手く軽減してくれる。

TITANAL BEAM

足元からスキー全体へのパワー伝達を効率よくするためにチタンを内蔵。

タフなラインと繊細なターンの両方を手助けしてくれる。

こんな人にオススメ

繊細なスキーコントロールも自分をプッシュするようなタフなスティープラインも一台でやっていきたいってスキーヤーにはオススメだと思う。

軽さがコントロールを容易にして体力の消耗も防いでくれるし、力強くもクセの少ない板の強度がラインを描く手助けをしてくれる。

長いレングスを選べばかなりの高速域を楽しめるだろうし、短いサイズならばゲレンデもコブも

地味と捉える人もいるかもしれないくらいに落ち着いたデザインは大人のスキーヤーにはもってこいだし、サイズラインナップも豊富で女性にもオススメだと思う(実際にシックなデザインの板は女性スキーヤーを目立たせる不思議な作用があると思っている)。

しかもSENDERシリーズは環境負荷に配慮した素材と工法で作られているっていうんだからグリーンな意識が高い人にもオススメです。

スキー場を主戦場としながらもフィールドを広げていきたいと考える人にもオススメな、かなり万能感の強いスキーです。

スキマ産業(仮)は中年になってもスキーや登山を楽しみたい人を応援します。

若い頃とは違う体力と回復力。どうやったら楽しむ事が出来るのだろう?

そんな事を考えながら道具なんかの情報をユルく発信していきます。

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