【2025-2026スキー試乗会レポート】DPS Carbon Wailer107
DPSのWailerと言えばフリーライド系の人なら「それはフラッグシップモデルじゃないか?」と思うでしょう。
そんなWailerはセンター幅90、100、107mmで展開しています。
個人的な好みで107をお借りしました。
キレイなシンプルデザインはDPSならでは。
さて、どんな感じでしょうか?

乗ってみた印象
まずは軽さと扱いやすさ。
これは噂通り。
強さを感じるかと言われるとちょっとそうでもない。
全体的に安心してスキーが出来ることに振っている感じ。
扱いやすさって大事なポイント。だけど個人的には尖った部分が感じられないのでちょっと面白くない。
こういったスキーって器用貧乏で安定したパラメーターが癖を求めるスキーヤーには刺さらない。
とにかく万人受けする上質さはDPSが多くのユーザーに愛される理由でしょう。

スキーの基本スペック
長さ | スリーサイズ | ラディウス | 重さ |
155cm | 131/107/119 | 15m | 1602g |
163cm | 132/107/120 | 15m | 1739g |
171cm | 135/107/121 | 15m | 1826g |
179cm | 137/107/123 | 15m | 2000g |
184cm | 139/107/124 | 15m | 2040g |
189cm | 140/107/125 | 15m | 2270g |

投入されているテクノロジー

スキー自体はシンプルな構造ですが、カーボンとグラスファイバーの組み合わせがトップシート下とベース素材の上に配置されています。
そしてポプラ製のウッドコアと高い滑走性能のベース素材。
高品質な素材をシンプルに組み合わせて軽さと扱いやすさと滑走性能のバランスをとっている印象です。
最新鋭の何かが投入されているのが良いスキーの必須条件というわけではありません。
自分の技術や志向に合っていれば良いのです。
そういった意味ではしっかりとしたコンセプトの下で造られたスキーだということがわかりますね。
サイズバリエーションが多いのもその証左でしょう。
老若男女問わずこのモデルで雪山を楽しむ。
そういったスキー愛を感じますね。

こんな人にオススメしたい
バックカントリーを始めたいからトータルバランスの良いスキーが欲しいと考えている人。
滑走性能と登攀状況の両方でバランスの取れたスキーが欲しい人。
今まで細いスキーをメインで使っていたけど、ハイシーズンのゲレンデ用にパウダー用のスキーが欲しい人。
そんなスキーヤーにオススメです。
とにかくトータルバランスという観点ではピカイチなのでパウダースキー、バックカントリーのスタートにもってこいです。
比較的軽量、走破性アリ、浮力アリ、デザイン性アリ、悩んだらコレ。
そんな感じのスキーです。
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