【試乗レビュー】2026-2027 ICELANTIC NOMAD 100|188cmなのに驚くほど扱いやすい

【試乗レビュー】2026-2027 ICELANTIC NOMAD 100|188cmなのに驚くほど扱いやすい

今回試乗したのはICELANTICの中心的なシリーズとなるNOMAD。

その中でもセンター100mmという使いやすそうな太さを持つ、

「NOMAD 100」です。

今回試乗したのは2026-2027モデルの188cm。

センター100mmで188cmともなれば、それなりに長さを感じるスキーを想像します。

ところが実際に乗ってみると、

「188cmなのに随分キビキビ動くな」

というのが最初の印象でした。

しっかりしている。

でも扱いやすい。

非常に完成度の高いスキーです。

ただですね。

良く出来ているからこそ、少し物足りない部分もありました。

今回はそんなNOMAD 100について書いてみます。

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ICELANTIC NOMAD 100の基本情報

まずは基本的なスペックから。

  • メーカー: ICELANTIC
  • モデル: NOMAD 100
  • シーズン: 2026-2027
  • サイズ展開: 171 / 176 / 182 / 188cm
  • スリーサイズ: 135-100-127mm
  • ウエスト幅: 100mm
  • ターン半径: 20m(188cm)
  • 重量: 約1,915g / 片足(188cm)
  • 試乗サイズ: 188cm
  • コア: Poplar Wood Core
  • 補強材: Carbon Stringers
  • カテゴリー: Freeride / All Mountain

センター100mm。

フリーライドスキーとしてはかなり使いやすいサイズです。

圧雪されたゲレンデだけに特化するわけでもなく、パウダー専用というほど太くもない。

一本で様々なコンディションを滑ることを考えると、この100mmという太さはかなり魅力的です。

そして今回試乗した188cmはラインナップ最長サイズ。

それなりに長いスキーです。

でも実際に滑ってみると、この数字から想像する印象とは少し違いました。

NOMAD 100を試乗した印象

まず感じたのは、

「しっかりしているのに扱いやすい」

ということ。

188cmという長さがあるので高速域での安定感は期待していました。

実際にスキーにはちゃんと芯があって、荷重していったときにも頼りなさはありません。

ところが面白かったのは操作性。

長いにも関わらずキビキビ動きます。

スキーの向きを変えたいと思ったときに、188cmという長さをあまり意識しない。

切り返しも素直。

スキーを振るような操作にも自然についてきます。

長さによる安定感は欲しい。

でも長いスキー特有の鈍重さはいらない。

そんな人にはかなり好印象なんじゃないでしょうか。

ただ乗っているうちに、

「何かもう一つ欲しいなぁ~」

とも思いました。

NOMAD 100の良い点

188cmでもキビキビ動く

今回一番印象に残った部分です。

188cmという長さから想像していたよりも明らかに動かしやすい。

スキーを左右に切り返したときの反応も素直で、長さに振り回されるような感じがありません。

これはかなり大きなメリット。

長いスキーが持つ安定感を活かしながら、必要なときにはサッと方向を変えられる。

ゲレンデだけではなくツリーランや不整地でも、この操作性は武器になると思います。

しっかりしているけれど難しくない

NOMAD 100には足元のしっかり感があります。

軽く動かせるからといってペラペラした印象ではありません。

スキーを踏めば反応してくれる。

スピードを上げても頼りなくならない。

でも、

「もっと踏め!」

とスキーから常に要求される感じでもない。

このバランスは非常に良かったです。

上級者だけに向けたスキーではなく、ある程度幅広いレベルのスキーヤーが楽しめると思います。

センター100mmの使いやすさ

NOMAD 100というモデル名そのままですが、センター幅は100mm。

この太さは日本のスキー場でもかなり使いやすいと思います。

圧雪。

荒れたゲレンデ。

降雪後の柔らかい雪。

ツリーラン。

ちょっとしたパウダー。

この辺りを一本でカバー出来る。

ディープパウダー専用スキーほどの浮力は必要ない。

かといってゲレンデだけを滑るわけでもない。

そんな人にとって100mmという太さは非常に現実的です。

NOMAD 100の悪い点

際立った個性がない

ここが個人的には一番物足りなかったところ。

NOMAD 100は非常に良く出来ています。

でも、

「このスキーの強烈な特徴は何?」

と聞かれると少し困ります。

高速安定性だけに振ったスキーではない。

強烈に曲がるわけでもない。

ものすごく柔らかいわけでもない。

パウダーだけが得意なわけでもない。

全部ちゃんと出来る。

逆に言えば、

全部出来てしまうんです。

スキーとしての完成度は高い。

でも試乗会で何本も乗った中から「あのスキー面白かったな」と思い出すような強烈なクセはありませんでした。

扱いやすさが物足りなさにもなる

188cmなのに扱いやすい。

これは間違いなくNOMAD 100の長所です。

ただ自分の場合は多少スキーに振り回されるくらいの方が面白かったりします。

最初は上手く乗れない。

でも何日か乗っているうちにスキーのクセが分かってくる。

そして、

「こうやって乗るスキーなのか!」

と分かった瞬間に楽しくなる。

そんなスキーも好きなんです。

NOMAD 100には、その面倒臭さがほとんどありませんでした。

最初から普通に乗れてしまう。

これをメリットと感じるか、物足りないと感じるか。

スキーに何を求めるかによって評価が分かれる部分だと思います。

フラッグシップモデルは総じてこういうタイプが多い

NOMAD 100に乗って改めて感じたことがあります。

各メーカーのフラッグシップモデルって、

「何でも高いレベルで出来る優等生」

が多いんですよね。

考えてみれば当然です。

メーカーを代表するシリーズなら、多くのスキーヤーが様々なコンディションで楽しめる必要があります。

極端な方向へ振れば振るほど、使える人やシチュエーションは限定されてしまいます。

だからフラッグシップモデルほど欠点を減らしていく。

結果として非常に完成度の高いスキーになる。

その代わり、

強烈なクセも消えていく。

NOMAD 100にもそんな印象を持ちました。

NOMAD 100は「良いスキー」を探している人にはかなり有力

際立った個性がない。

ここまで散々そんなことを書きました。

でもこれは決してNOMAD 100の完成度が低いという話ではありません。

むしろ逆。

完成度が高すぎるからクセが目立たない。

そんなスキーだと思います。

188cmでもキビキビ動く。

スキーにはしっかり感がある。

センター100mmで幅広いコンディションに対応出来る。

スピードを上げても楽しめる。

そして扱いやすい。

一本のスキーでゲレンデ全体を遊びたい人にとっては、この欠点の少なさが最大のメリットになるでしょう。

逆に、

「新しいスキーを買うなら何か強烈な個性が欲しい」

という人には少し刺激が足りないかもしれません。

自分は後者。

だから良いスキーだと思いながらも、少し物足りなさが残りました。

まとめ

2026-2027 ICELANTIC NOMAD 100は、非常に完成度の高いフリーライドスキーでした。

今回試乗したのは188cm。

それでも長さをあまり感じさせず、驚くほどキビキビと動かすことが出来ます。

それでいてスキー自体にはしっかり感があり、スピードを上げても頼りない感じがない。

しっかりしているのに扱いやすい。

このバランスはNOMAD 100の大きな魅力だと思います。

一方で自分が物足りなく感じたのが、

際立った個性がないこと。

でもこれはNOMAD 100だけの問題ではないのかもしれません。

各メーカーのフラッグシップモデルは多くのスキーヤー、多くの雪質、多くのシチュエーションに対応する必要があります。

その結果として欠点が少なくなり、同時にクセも少なくなっていく。

NOMAD 100はまさにそんなスキーでした。

クセのあるスキーを探している人には少し物足りない。

でも、

「とにかく完成度の高い一本が欲しい」

という人にはかなり魅力的。

188cmという長さまで選べることを考えると、体格のあるスキーヤーが一本で色々な場所を遊びたい場合にも面白い選択肢になると思います。

良く出来ている。

だからこそ、もう少し変でも良かった。

そんな贅沢な感想が残ったスキーでした。

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