【2泊3日で歩く】あまとみトレイル完全レビュー

登山とかについて

【2泊3日で歩く】あまとみトレイル完全レビュー

善光寺から斑尾高原へ、信州をつなぐ旅

けっこう前の事になってしまいますが『あまとみトレイル』を一人で歩いてきました。

掛かった日数は2泊3日。

善光寺を出発し、斑尾高原スキー場の頂上をゴールとする約86kmの旅。

自然の変化と信州の文化を肌で感じる、まさに“信越を縦断する道”です。


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アクセスと出発地点

あまとみトレイルのスタートは長野市の 善光寺
アクセスは名古屋方面から JR中央本線の特急「しなの」 で長野駅へ。

トレイル後の着替えなどはコインロッカーに入れました。このコインロッカーは最長3日とのことなので、この時点でゆっくりとした工程ではアウトだなぁと感じたのでした。

その後長野駅を出てさっそく最初のあまとみトレイルマークを発見。

そのまま徒歩で善光寺まで移動し出発しました。

参拝は帰ってきてからしようと思いました。安全祈願ってのもアリでしたが、早く歩き出したかったんですね。

なんせ事前にいろいろ調べられたと言っても百聞は一見に如かずって事で長距離を徒歩で移動する時にはとにかく早く動き出すのが一番です。


【1日目】善光寺 → 戸隠キャンプ場

善光寺を出ると、最初は市街地の坂道。

ここら辺はマップをちゃんと見ながら行動しないと迷います。とにかく正規のルートで行こうとすると入り組んだ道を進みますのでスグにコースを外れてしまいます。

細かい事を気にしなければスマホのナビ機能で目標になる山道の入り口まで行くのも良いでしょう。

そんなこんなで徐々に山道に変わり、戸隠神社方面に進み続けると空気がひんやりしてきます。

途中の杉並木や社殿を抜け、古道の趣が残る区間は特に印象的でした。

途中で有名なお蕎麦屋さんがあったり戸隠神社を経てアップダウンのあるルートを進みます。

この初日のルートは結構しんどいと言えますね。

なかなか疲れる工程の初日のゴールは戸隠キャンプ場です。

ここの営業は17:00までだったのでギリギリセーフ。

売店の時間をちょっと過ぎてしまいましたが親切に開けていてくれたので初日の補給ができました。

🏕 宿泊:戸隠キャンプ場

  • スキー場や登山口へのアクセス良好
  • 炊事場・売店・温泉もあり便利
  • 夜は星がきれいで静か

設備が整っており、トレイル初日の疲れを癒すには十分な環境です。

広大なキャンプ地に人はまばら。自由度の高いキャンプとなりました。


【2日目】戸隠 → 野尻湖・湖楽園キャンプ場

この日は距離もアップダウンも多く、歩きごたえのある1日。

今年は吊り橋が壊れているという事でコースを変更せざるを得なかったのでアスファルトを長時間あるく羽目になりました。

これがなかなか脚に効いちゃってツラい。

やはりトレイル用のシューズでロード長時間は応えますね。

それでも野尻湖が見えてくると気分が一気に上がります。

遠くから眺めると「あそこまで行くんかい!」って気持ちにもなりますが、自分で進んできたんだから仕方ない。

スキー場で一休みしながらバイカーのお爺さんと少し会話。

しかし悠長にしているとキャンプ場の受付時間に間に合わないのでは?

そんな気がしたので、ここからはけっこう焦って小走り。

平地に出てからのルートをカットしてしまいましたが、ここは背に腹は代えられないということで…。

なんとか着いた湖楽園キャンプ場ではちょっと色々ありましたが、なんとか宿泊オッケーということでこの日のキャンプ地を抑える事ができました。

🏕 宿泊:湖楽園キャンプ場

  • 湖畔に面したロケーションが最高
  • 設備が整っていて静かな時間を過ごせる
  • 夜は湖風が少し冷たいので防寒具が必要
  • ちょっと歩けばセブンイレブンがある

夕日に染まる湖面を眺めながら、ゆったりした時間を過ごせました。


【3日目】野尻湖 → 斑尾高原スキー場頂上

最終日は、いよいよゴールの 斑尾高原スキー場 を目指します。
登りはややきついものの、最後の展望は見事。
山頂からはこれまで歩いてきた山々を一望でき、達成感に包まれます。

スキー場のセンターハウス前にはバス停があるので飯山駅までバスで行けます。

しかし極端に本数が少ないので時刻表は必ず事前にチェックしましょう。


あまとみトレイルを歩いて感じたこと

  • 信州の自然と文化をたっぷり感じられる
  • 頑張れば中年でも2泊3日で歩ける(体力・天候に注意)
  • 戸隠・野尻湖ともにキャンプが快適(ただし事前に確認は必要)
  • 初夏は行動時間が長く取れるので有利。ただし残雪に注意が必要。

善光寺から始まり、斑尾山で終わるこの旅は、まさに 「長野を歩く」体験 そのもの。
静けさと景色、文化の深さを味わいたい人に強くおすすめしたいルートです。

また帰りの飯山駅では電車を長時間待つ必要があるかもしれませんが、すぐ隣にスーパーTSURUYAがあるので飲食も休憩も出来ます。

最後の最後でホッと安心できるのもあまとみトレイルの良さかもしれないですね。


まとめ

  • コース:善光寺 → 戸隠キャンプ場 → 野尻湖・湖楽園キャンプ場 → 斑尾高原スキー場頂上
  • 日数:2泊3日
  • 特徴:自然・文化・展望・静寂をバランスよく味わえるロングトレイル
  • おすすめ時期:初夏~秋(開通情報と残雪に注意!)

装備一覧

最後に当時の装備はコチラ。

寒い可能性は低かったのですが、雪が残っているエリアでもあります。

荷物は多めになりましたが、単独行とのことで手堅い装備で行きました。

バックパック:EXPED ライトニング45
ザックカバー:SEA TO SUMMIT パックカバーM
スマホケース:GOSSAMER GEAR GG SHOULDER STRAP POCKET(ラージ)
レインウェアトップ:The North Face 初期のフューズフォーム製
レインウェアパンツ:The North Face ストライダートレイルパンツ
インシュレーショントップ:Enlightened Equipment Torrid Jacket
インシュレーションパンツ:U.L.サーマラップ ニーロングパンツ
ウィンドシェル:パタゴニア フーディニジャケット
サングラス:オークリー ラッチ
傘:arata AU-08(シルバー)
トレッキングポール:ヘリテージ ULトレイルポール
ヘッドライト:ブラックダイアモンドの古いやつ
ランタン:キャリー・ザ・サン
ナイフ:スパイダルコ デリカ4
サコッシュ:WANDERLUST カンパラパック・ミニ
財布:TRAIL BANK S
テント:arata AX-130
寝袋:OMM マウンテンレイド100
寝袋カバー:モンベル ブリーズドライテック スリーピングバッグカバーワイド
スリーピングマット:SEA TO SUMMIT ウルトラライトインシュレーテッドXS
座布団:発泡ウレタン製折り畳みシート
自撮り棒:ベラボン セルフィーマルチスタンド
ウォーターキャリーバッグ:エバニュー ウォーターキャリー1.5リットル
クマよけ:TAKE A HIKE マウンテンクリッカー、東京ベル製作所 森の鈴
ポータブルテーブル:MOFMA モグワイテーブル(ラージ)
ウォーターボトル:PURIST MOFLO 26OZ
コンパス
山の紙
耐水紙メモ
ボールペン
あまとみトレイル公式マップブック
New HALE V-Tape(膝用)
カメラ:CANON SX-620HS
カメラケース:グレゴリー カメラケース
予備バッテリー:ANKER パワーコアメトロ10000
バッテリー袋:山旅旅 ダイニーマ製スタッフサックS
※画像にあるBIG SKYの保温バッグは持たず

【ファーストエイドポーチ内】
ポーチ:EXPED クリアーキューブ・ファーストエイドS
汗拭きシート:Marks&Web ボディ&フェイスクリアシート
頭痛薬:EVE
腹痛薬:正露丸
耳栓:ピップ イヤーホリデイ
熱中症対策:O.R.Sタブレット12粒入り (レモン)
テーピング:ニューハレテープ(ピンク)
ハサミ:???
絆創膏:ニチバン ケアリーヴ

【調理器具・食器】
クッカー:エバニュー Ti Mug pot 500 Stove set
風防:ユニフレーム ウインドスクリーンS
着火道具:100円ライター
カップ:スノーピーク 古いチタン製マグカップ
シエラカップ:エバニュー チタン製シエラカップ(持ち手折り畳み式)
カトラリー:ユニフレーム カラカト
燃料ボトル:トランギア フューエルボトル0.5リットル
収納袋:TAKE A HIKE DCFスタッフサック2.5リットル

【スタッフサック内衣類】
パタゴニア R1エアクルー
パタゴニア キャプリーンクールトレイル
スマートウール 薄手の長袖
モンベル メリノウール製ロングタイツ
Fit’s ミディアムラグドクルー
ワコール 気持ちいいパンツ
アウトドアリサーチ フリースグローブ
Extremities 防水フリースグローブ
手ぬぐい
収納袋:LITE WAY LITE BAG DCF 6リットル


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