BLIZZARD RUSTLER9
大人気のブリザードのフリーライドモデル。
それがRUSTLERシリーズ。
2022-2023シーズンはしなやかになった『HUSTLE』も登場して高速域を楽しむスキーヤーからバックカントリーに挑戦したいスキーヤーまでブリザードは精力的に囲ってきそうだ。
そんなワケで乗る機会に恵まれたのでお借りした。
スキーのスペック
スリーサイズ:131.5-96-121
重量(1/2ペア):1860g(180㎝)
サイズラインナップ:162㎝、168㎝、174㎝、180㎝、186㎝
ラディウス:17m
セットビンディング:無し
乗ってみた印象
まず感じたのが「センター90mmクラスの走破性重視モデルならMANTRA M6との争いだなぁ~」ってこと。
走破性の高さと俊敏さ、これは特筆すべき点。
どんな斜面でも滑り降りるということに自信を持たせてくれる頼もしさは圧倒的!
それにちょっと乗っただけでは掴み切れない個性を感じるのも大変興味深い。
スキーは確かに強いけれど、扱い方によってはかなりしなやかなラインも描けそうな奥深さも感じる。
これは短いサイズを選んだなら女性や体重の軽い男性スキーヤーでも様々な楽しみ方が出来るのではないか?
試乗したのは180㎝ですが、そんなふうに思いました。
逆に長さの上限が186㎝なので、もう一声って人もいるかも知れませんね。
投入されているテクノロジー
ブリザードの大人気モデルにはどんなテクノロジーが搭載されているのでしょうか!?
カーボンフリップコア D.R.T(Dynamic Release Technology)
D.R.T.(ダイナミック・リリース・テクノロジー)は、バインディングエリアに配置された、特殊な形状のチターナル層のことを指し、先端部およびテール部の捻り剛性を抑えることで足元における更なる安定性とコントロール性の向上を目的としています。
各チターナル強化の形状、サイズ、長さは、各モデルおよびサイズごとに定義されており、軽量な構造と改良された性能の完璧な組み合わせを確保するために使用されます。(公式サイトより)
ということで、かなり複雑なレイヤー構造になっているようですね。
トップシートも良く見ると凹凸があってデザインのアクセントにもなっています。
こんな人にオススメ
一番オススメしたいのは『この先かなり攻めたスキーをしていきたいと思っているスキーヤー』でしょう。
これは老若男女問わずですが、スキーの作りの良さはやはり上昇志向のスキーヤーに向けて作られている気がします。
普段からオフトレに励んでいるスキーヤー。
シーズン通してイロイロなシチュエーションを積極的に滑ろうと考えているスキーヤー。
頑張ってフリーライドの大会に出てみたいと考えるスキーヤー。
そんな感じで今よりも先を見据えている人の相棒になるに相応しいスキーだと思います。
逆にゲレンデを楽しく一日中流していたいリゾートスキー志向の人や年間の滑走日数が20日に届かない人などは体力が必要になってしまって相性が良いと言えないかも知れません。
ブリザードにはフリーライド系が多く揃っていて『HUSTLE』などは軽量で中速域に向いているスキーですからそちらを選ぶという方法もありますしね。
そんなワケで、もしアナタがゲレンデでもバックカントリーでもワンランク上を目指すスキーヤーなら、このRUSTLER9は今後数シーズンアナタの期待に応え続けてくれることでしょう!
スキマ産業(仮)は中年になってもスキーや登山を楽しみたい人を応援します。
若い頃とは違う体力と回復力。どうやったら楽しむ事が出来るのだろう?
そんな事を考えながら道具なんかの情報をユルく発信していきます。
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