【スキー試乗会レポート2023-2024】extrem FUSION95

スキーについて

extrem FUSION95

お洒落な国として知られるスウェーデン製のスキー。

シンプルでお洒落なデザインが中年スキーヤーにも抵抗なく受け入れられそうだ。

今回はブランドのフラッグシップモデルと言えるFUSION95に挑戦。

お洒落スキーの実力や如何に!?

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スキーのスペック

スリーサイズ:128-95-116

重量(1/2ペア):1920g(179㎝)ビンディング込み?

サイズラインナップ:172㎝、179㎝、186㎝

ラディウス:18m(179㎝)

セットビンディング:無し

乗ってみた印象

借りた直後に思ったのは「ちょっと荒れた雪面では頼りないかもな…」というもの。

手に持った時に感じた軽さ。

ビンディングを踏み込んだ直後の感覚。

どれも軽量で飛んだり回ったりをメインに考えられているスキーのフィーリングに似ていた。

長さも179㎝だし結構脚を使っちゃうかもと思ってドロップした数ターンでスキーへの印象はガラリと変わる。

驚いたことにちゃんとフリーライド系のスキー独特の力強さを持っている!

ウエスト幅95mmとは思えない安定感は何処からくるのだろう?

とにかく荒れた雪面でもちゃんとサポートして、こちらの滑りを思い通りにさせてくれる不思議なスキーだ。

投入されているテクノロジー

大きなメーカーでなくても創意工夫でスキーの性能を出来るだけ良くしようとしている。

海外のスキーアワードを獲得するほどextremのFUSIONは性能面でも評価されているので、開発の人たちはよっぽど頑張っているのでしょう。

ラバーストリンガー

スキーの中央に配置されたレース用のスキーにも使われるラバーを配置。

衝撃吸収に役立っている。

プログレッシブフリーライドロッカー

グルーミングバーンとパウダーを最大限攻略するために考えられたロッカーパターンを採用。

トップとテールの一番広い部分を中心寄りに配置した形状(アーリーテイパー)との相乗効果で扱いやすさを向上させている。

こんな人にオススメ

落ちつたデザインで他人とカブらず、性能面もバッチリな一台をお探しならオススメ。

どちらかというとフリースタイル系の味付けが濃いのでそれ系に抵抗がない人が選ぶのに向いているだろう。

軽量でテールも先端が平らになっているのでバックカントリー用のスキーとして採用するのも良いと思う。

ターンの精度よりも一日遊べる板が欲しいという人は選んで間違いなしでしょう。

ただしタフでハイスピードに対応できるスキーを探している人にはオススメ出来ないかなって印象です。

荒れたバーンでも意外に走破性は高かったですが、それは初見の印象とのギャップが大きかったという話であって、他のモデルと比較して高い走破性と言うワケではありません。

それにアーリーテイパーのトップ&テールはハイスピードで踏み込みたい人には物足りなさが大きいでしょう。

お手軽価格ではないスキーですから、やっぱり購入を検討する場合は一回くらい乗っておきたいですね。

スキマ産業(仮)は中年になってもスキーや登山を楽しみたい人を応援します。

若い頃とは違う体力と回復力。どうやったら楽しむ事が出来るのだろう?

そんな事を考えながら道具なんかの情報をユルく発信していきます。

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