【スキー試乗会レポート2022-2023】STOCKLI MONTERO

スキーについて

STOCKLI MONTERO

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スキーのスペック

長さ:165㎝、170㎝、175㎝、180㎝、185㎝

スリーサイズ:128-84-114(175㎝)

ラディウス:16.3m(175㎝)

乗ってみた印象

ビンディングとのマッチングが美しいコチラはスイスの高級車ストックリのMONTEROというオールマウンテンモデル。

初めて使ってみた感想は「漂う高級感と底の知れない奥深さ!まるでベテラン女子アナのようだ!どんな局面にも狼狽えることなく対応出来る機転の良さと経験を持ち、それでいてしなやかで流れるような所作が人を魅了する。こんなに貢ぎたくなってしまう不思議な存在は出会ったことが無い!」といった感じ。

実際に乗ってみるとそっと寄り添ってどこまでもついてきてくれそうな優しさと、高速で板をどんなに倒そうとも揺るがない芯の強さに魅了されます。

スタッフさんのお話では自信作が出来たということで社内も盛り上がっているらしいので次の一台を狙っている人は注目していて損は無いかと思います。

確かに基礎系~レース系のような特化したキレやレスポンスは無いかも知れませんが、それらを使っている人が少しスキーの『凄さ』から『楽しさ』に気持ちが移りだしたら大推薦。

こんなにゴージャスなスキーってのもなかなか無いんじゃないかと思います(価格もだけど…)。

実勢価格はビンディングセットで20万円くらいらしいですが、この価格帯でもSTOCKLIのスキーは予約で完売してしまう事もあるようなので気になった人はせっせと情報収集をしましょう!

ちなみにストックリスキーの特長は板をたわませた時に音が出ないという事らしいです。
部材と部材の軋みが出ず、綺麗にたわんでくれます。
接着する時に入れる部材が完全に圧着するのではなく、内部でしっかりと動いてくれるのがたわませた時に音が出ない理由とのこと。
音が出ないようにするのに多大なコストがかかっており、なおかつ部材は日本製のものを使用しているってことです。
全ての板と金属に素材をまぶし、圧着。
しっかりと圧着してくれるだけでなく、深く部位ごとに動いてくれ、それによりしなやかなたわみを実現するという事です。

手間を惜しまずに厳選された素材を丁寧に組み上げたスキー。

「贅沢ではなく投資だ!」という観点で考えてみてはどうでしょうか?

ちなみに…

セットで取り付けられているビンディングはサロモンの新作STRIVE。

薄いトゥーピースが板との一体化をより深めてくれるというモノ。

調べた限りではこの時のセットアップは特にセット販売を念頭にしたコンビではなかったようです。

板の特性を考えても、カラーコーディネート的にもやっぱりセットで購入したくなる一品ですね。

こんな人にオススメしたい

やっぱりパワー系のスキーをしたい人よりもどんな斜面もキレイに滑っていきたいという人にお薦めしたいスキーです。

中級以上の人が技術を高める相棒にしても良いでしょうし、上級者がスキー本来の楽しさを味わうために乗っても良いでしょう。

「ツアービンディング付けてBCデビュー用の一台としても良いと思います」って事をスタッフさんも言っていたので斜面への適応力は高いのだと思います。

実際に試乗会会場になったマイアスキー場はこの日はころころ雪の状態が変わった日でもありましたので自分もそれは感じた事でした。

将来的にいろいろなスキーを楽しみたい人がイロイロな可能性に想いを馳せながら選択肢の一つに入れてみる。

次の数年を共に理解を深め、高め合いながらながらラインを描いていけそうな、そんなロマンのあるスキーです。

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