【2025-2026スキー試乗会レポート】KNEISSL BLACK STAR AM
試乗会でKNEISSLを見かける事が少なかったから借りてみた。
幼いころには憧れた★マークのオーストリア産。
今では情報が極端に少なくてどこで売っているのかもよくわからない。
そんな時に思うのがスキー業界の販売戦略のお粗末さ。
どうしても古い体質がかえられないみたい。
大手のスキー情報は今でも来シーズンのモデルについては情報を出し惜しみする。
広告もバブル期からセンスがあまり変わらない。
カタログについても説明文が稚拙で愛情を感じない。
国産ブランドでも海外ブランドでも日本展開はどれも同じ感じ。
これだと積極的にSNS展開をするガレージブランドに比べると見劣りするのは仕方ない事だろう。
そんな愚痴を言っても始まらないのでスキーのレビューにいこうと思いますよ!
スキーの基本スペック
試乗スキーの長さ:176㎝
長さ:160、168、176、184㎝
スリーサイズ:127-87-106
ラディウス:16.2m
重さ:???


乗ってみた印象
凄い素直にスキーが動いてくれる。
クセが全然無いのでどこでもスムーズに滑ることができる。
ロッカーがフロントに入っているようで軽快でターン導入もスムーズ。
センター幅がこれ系のモデルでは太い方なのでキレキレではないが頼りない感じでもない。
176㎝だと踏ん張りどころでは有効エッジが短くて物足りない時があるかもしれないが、純粋なレジェースキーといった趣は使う人を選ばない万能さがある。
半面、スキーにしっかりとした方向性を持って向き合う人には器用貧乏なスキーに感じられるだろう。
仕上げもキレイでデザインも落ち着いているので好印象だが、板だけで20万円近いのはハードルが高い。

こんな人にオススメ
扱いやすく疲れにくいスキーを探している人にオススメだろう。
中級以上のスキーヤーならば扱いやすさが一日中スキーする上でのアドバンテージになるだろう。
中高年には落ち着いたデザインが受け入れられやすいと思う。
しかし、コレと言って特徴がないので価格を考えるとオススメするポイントに困るのも本音。
どれだけ愛情を注いで造られているのかもサイトがお粗末でわからない。
個人的にはトータルで他のメーカーのオールマウンテンモデルをオススメしちゃいそうです。
K2、VOLKL、LINE、elan、FISCHER、ARMADA、Rossignol、etc・・・。
同じようなカテゴリーでスキーをリリースしているメーカーはいくらでもあります。
自分だったらより多く情報を市場に出して、ユーザーのニーズに応えようとするメーカーの製品を選びたいと思ってしまいますね。


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