【試乗レビュー】RMU PROFESSOR 111|軽さと滑走性能のバランスが魅力のバックカントリー向けスキー

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【試乗レビュー】RMU PROFESSOR 111|軽さと滑走性能のバランスが魅力のバックカントリー向けスキー

今回試乗したのはアメリカ・コロラドを拠点とするRMUの、

「PROFESSOR 111」

です。

RMUはRocky Mountain Undergroundの略。

大手メーカーほど日本で見かけるブランドではありませんが、フリーライドやバックカントリーを楽しんでいる人なら気になっている人も多いメーカーではないでしょうか。

今回試乗したPROFESSOR 111で最初に感じたのは、

「軽快だなぁ~」

ということ。

センター111mmという太さがありながら、スキーそのものを動かしやすい。

それでいて軽量ツアースキーのように滑走性能を大きく犠牲にしている感じでもありません。

個人的には、

「軽さと滑走性能のバランスが良いスキー」

という印象でした。

ただし、この軽快さには当然ながらメリットだけではありません。

今回はそんなPROFESSOR 111について書いてみます。

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RMU PROFESSOR 111の基本情報

まずは基本的なスペックから。

  • メーカー: RMU(Rocky Mountain Underground)
  • モデル: PROFESSOR 111
  • サイズ展開: 168 / 178 / 188cm
  • スリーサイズ: 138-111-131mm
  • ウエスト幅: 111mm
  • ターン半径: 19.8m(188cm)
  • 重量: 約1,940g / 片足(188cm)
  • ロッカー / キャンバー: 25% Rocker / 50% Camber / 25% Rocker
  • Tip Rise: 75mm
  • Tail Rise: 42mm
  • コア: Poplar Wood Core
  • ビンディング部: Beech Mounting Plate
  • 構造: Triax Fiberglass / Full Wrap Rubber VDS / ABS Sidewall
  • カテゴリー: Freeride / Powder / All Mountain

センター111mmということで、パウダーを意識しながらも極端に太いわけではありません。

そして注目したいのが重量。

188cmという長さで約1,940g / 片足。

超軽量ツアースキーと呼ぶほどではありませんが、センター111mmのフリーライドスキーとして考えると比較的軽量です。

しかも単純に軽さだけを追求した構造ではありません。

ポプラウッドコアを中心に、ビンディング部分にはブナ材を配置。

厚めのABSサイドウォールやスチールエッジ、ラバーによる振動吸収など、滑走性能や耐久性についてもしっかり考えられています。

この、

「軽くしたい。でも滑りを犠牲にしたくない」

というバランスがPROFESSOR 111の面白いところだと思います。

PROFESSOR 111を試乗した印象

最初に感じたのは、

「軽快で動かしやすい」

ということ。

センター111mmという数字から想像するよりもスキーを振りやすく、ターンの切り替えも軽快です。

トップとテールにもロッカーが入っているので、スキーをズラしたり方向を変えたりする操作もやりやすい。

これならバックカントリーでツリーの中へ入ったり、地形に合わせて細かくラインを変更したりする場面ではかなり使いやすそうです。

そして軽い。

バックカントリーで使うことを考えると、この軽さは魅力です。

ただし。

整地で速度を上げてみると、

「やっぱり軽いスキーなんだな」

という部分も感じました。

軽快である反面、雪面からの影響も受けやすい。

スピードを上げた状態で荒れた場所へ入ると、重くてどっしりしたフリーライドスキーと比べて振り回される感じがあります。

ここはPROFESSOR 111を選ぶうえで重要なポイントだと思います。

PROFESSOR 111の良い点

センター111mmとは思えない軽快な乗り味

まず一番印象に残ったのがコレ。

とにかく動かしやすい。

センター111mmのフリーライドスキーというと、もっと大きく動かす必要があるスキーを想像します。

でもPROFESSOR 111はかなり軽快。

スキーの向きを変えたいと思ったときに素直についてきます。

バックカントリーでは広いオープンバーンばかり滑れるわけではありません。

ツリー。

狭い斜面。

雪質の変化。

突然現れる地形。

そんな状況では、スキーを素早く動かせることが大きなメリットになります。

PROFESSOR 111の軽快さは、そういったフィールドでかなり活きると思います。

軽さと滑走性能のバランスが良い

軽量スキーには軽量スキーなりのデメリットがあります。

軽くすれば登りは楽になる。

でも滑りが頼りなくなる。

これはバックカントリー用スキーでは常につきまとう問題です。

PROFESSOR 111は、その境目がなかなか上手い。

約1,940gという重量なのでツアー専用の超軽量モデルではありません。

でも逆に、

「滑るために必要なものまで削っていない」

とも考えられます。

登りで持て余すほど重くない。

それでいて滑りも楽しめる。

このバランスの良さはPROFESSOR 111の大きな魅力だと思います。

パウダーで動かしやすそう

センター111mm。

トップとテールにロッカー。

そして軽快な操作性。

この組み合わせならパウダーではかなり楽しそうです。

浮力だけを求めるなら、もっと太いスキーがあります。

でもバックカントリーでは浮くだけではダメ。

狭い場所ではスキーを素早く動かしたい。

必要ならテールを流したい。

状況によってラインも変えたい。

そんな場面を考えると、

浮力と操作性のバランスが取れた111mm

という太さはかなり現実的だと思います。

落ち着いたグラフィックが素敵

そしてPROFESSOR 111で好印象だったのがグラフィック。

派手さで目立とうとするデザインではありません。

落ち着いている。

でも地味でもない。

RMUらしい雰囲気もあって、かなり好感が持てました。

フリーライドスキーにはド派手なグラフィックも多いですが、

こういう落ち着いたスキーもイイ。

年齢を問わず選びやすいデザインだと思います。

PROFESSOR 111の悪い点

整地では振り回されやすい

PROFESSOR 111最大の長所である軽さ。

これは同時に短所にもなります。

整地で速度を上げていくと、雪面から受ける力に対してスキーが動きやすい。

特に荒れたバーンでは、

スキーを押さえ込むために人間側が動く必要があります。

重いフリーライドスキーなら、その重量そのものを利用して雪面を突破出来る場面があります。

PROFESSOR 111はそういうタイプではありません。

スキーが軽快に動く。

だから雪面から力を受けたときにも動く。

これは表裏一体です。

ゲレンデ主体なら別のスキーを選びたい

メーカーとしてはPROFESSOR 111をオールマウンテンでも使えるスキーとして位置付けています。

実際、整地も普通に滑れます。

ただ、

自分ならゲレンデ主体でこのスキーを選ぶことはない。

というのが試乗した感想です。

センター111mmという太さ。

そして軽快なキャラクター。

これを圧雪バーン中心で使うのであれば、もっと適したスキーはいくらでもあります。

逆にバックカントリーへ持ち込めば、このスキーの評価は大きく変わると思います。

バックカントリー特化型として考えた方が分かりやすい

PROFESSOR 111を購入するとしたら、個人的にはここを明確にしたい。

バックカントリー用として買う。

これが一番分かりやすいと思います。

もちろんゲレンデでも滑れます。

でも、

「ゲレンデもバックカントリーも一本で全部やりたい」

という理由で選ぶより、

「バックカントリーで滑るために、登りと滑りのバランスが良いスキーが欲しい」

という人の方が、このスキーの良さを活かせると思います。

軽量化しすぎて滑走性能が犠牲になっているわけではない。

かといって滑走性能を重視しすぎて登りが苦痛になるほど重くもない。

軽さと滑走性能のちょうど中間。

このバランスこそPROFESSOR 111を選ぶ理由になると思います。

体重の軽い男性や女性にも面白そう

そして今回試乗していて感じたのが、

「体重の軽い人にはかなり相性が良いんじゃないか?」

ということ。

体重のあるスキーヤーが高速でスキーへ強く入力すると、PROFESSOR 111の軽さが少し頼りなく感じる場面があるかもしれません。

逆に体重の軽い男性なら、この軽快さをかなり活かせそう。

そして女性にも面白いと思います。

重くて強いフリーライドスキーの場合、性能は高くても動かすためにかなり力が必要です。

その点PROFESSOR 111なら、

太さによる浮力を確保しながら、スキーそのものは動かしやすい。

バックカントリーでは登りの負担も減らせます。

もちろん体重だけでスキーとの相性が決まるわけではありません。

技術や滑り方によっても大きく変わります。

それでも、

軽量なスキーヤーがセンター110mm前後のBC用スキーを探している。

そんな条件なら候補に入れてみても面白いと思います。

まとめ

RMU PROFESSOR 111は、

軽さと滑走性能のバランスが非常に良いスキー

という印象でした。

センター111mmという太さがありながら軽快。

スキーを振りやすく、方向転換もしやすい。

そして軽量化だけを追求したスキーとは違って、滑るための性能もしっかり残されています。

一方で、その軽さゆえに整地では振り回されやすい。

特に速度を上げたときには、重量級のフリーライドスキーほどの落ち着きはありません。

だから個人的には、

バックカントリー特化型として考えて購入するのが無難。

だと思います。

ゲレンデもBCも何でも一本でやるためのスキーとして考えると、少し評価が難しくなる。

でもバックカントリーでの登りと滑りを両立する道具として考えれば、一気に魅力が分かりやすくなります。

特に体重の軽い男性や女性。

重いスキーを力でねじ伏せるより、軽快なスキーを使って自由に動きたい人。

そんなスキーヤーには相性が良さそうです。

そして個人的にはグラフィックも好き。

性能はもちろん大切ですが、

山へ持って行きたくなるスキーかどうか。

これもバックカントリー用の道具では意外と重要だと思っています。

軽い。

動かしやすい。

滑走性能もちゃんと残っている。

そして見た目もイイ。

PROFESSOR 111は、

「登りだけの軽さ」ではなく「滑ることまで考えた軽さ」

が魅力のスキーでした。

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