【試乗レビュー】RMU APOSTLE 106|万能型。でも乗るほどに味が出てきそうなスキー

スキーについて

【試乗レビュー】RMU APOSTLE 106|万能型。でも乗るほどに味が出てきそうなスキー

今回試乗したのはRMUの、APOSTLE 106です。

試乗サイズは184cm。

以前RMUのPROFESSOR 111にも試乗しましたが、今回のAPOSTLE 106はかなり方向性が違います。

PROFESSOR 111は軽さと滑走性能のバランスが印象的で、バックカントリーで使いたくなるスキー。

それに対してAPOSTLE 106は、センター100mmオーバーの万能型フリーライドスキー。

という印象でした。

ただし、「何でも出来ます!」だけで終わるスキーではありません。

しっかりしている。

高速域でも安心感がある。

扱いやすい。

でも乗り込んでいけば、まだ違う表情が出てきそう。

万能型だけど奥行きがある。

今回かなり好印象だったスキーです。

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RMU APOSTLE 106の基本情報

今回試乗したのは2025-2026モデルのAPOSTLE 106。

基本スペックはこんな感じです。

  • メーカー: RMU
  • モデル: APOSTLE 106
  • モデル年: 2025-2026
  • 試乗サイズ: 184cm
  • サイズ展開: 176 / 184 / 192cm
  • スリーサイズ: 140-106-127mm
  • ウエスト幅: 106mm
  • ターン半径: 20m(184cm)
  • 重量: 約1,920g / 片足(184cm)
  • ロッカー / キャンバー / ロッカー: 20% / 65% / 15%
  • コア: Poplar Core + Beech Mount Plate
  • サイドウォール: 8.5mm ABS
  • カテゴリー: All Mountain / Freeride
  • 製造: スウェーデン

センター106mm。

184cmで約1,920g。

数値だけ見ても、ゲレンデからパウダーまでかなり広く使えそうなスペックになっています。

でも実際に乗ってみると、数字以上に印象的だったのがスキーの「しっかり感」でした。

APOSTLE 106を試乗した印象

最初に感じたのは、「結構しっかりしているな」ということ。

センター106mmという太さがありますが、スキー全体が頼りない感じはありません。

速度を上げても安定している。

荒れた雪面でもバタバタしにくい。

だから自然とスピードを上げていけます。

でも、ガチガチに硬いわけでもない。

これが結構重要です。

高速域で安心出来るスキーというと、

「もっと踏め」

「もっと速度を出せ」

と乗り手に要求してくるモデルもあります。

APOSTLE 106にはそこまでの威圧感はありませんでした。

しっかりしているけど扱いやすい。

このバランスが非常に良かったです。

APOSTLE 106の良い点

センター106mmなのに高速域でも安心

まず良かったのが、高速域での安心感。

センター100mmを超えるスキーになると、モデルによっては柔らかさや軽快さを重視しているものもあります。

それはそれで楽しい。

でもAPOSTLE 106はもう少し落ち着いています。

速度を上げてもスキーがバタつきにくい。

荒れたバーンでもスキーが負けにくい。

そしてターンしても板全体に芯がある。

だから、「もう少し行ってみようかな」と思わせてくれます。

こういう安心感はフリーライドスキーでは大事だと思います。

万能型だけど退屈ではない

APOSTLE 106はかなり万能です。

ゲレンデ。

荒れた雪。

新雪。

地形遊び。

センター106mmという太さを考えれば、バックカントリーへ持ち出すことも十分考えられます。

こういうスキーを紹介すると「何でも出来る万能スキーです」で終わりがちです。

でもAPOSTLE 106は少し違いました。

万能なんだけど、奥行きがある。

最初から全部分かってしまう感じではありません。

乗り込んでいくことで

「こういう乗り方も出来るのか」

「ここまで速度を出しても大丈夫なのか」

「この雪ならこう動かせばイイのか」

と少しずつ理解していけそう。

ここが面白かったです。

上級者でも長く楽しめそう

扱いやすいスキーは沢山あります。

でも扱いやすさだけを追求すると、ある程度乗ったところで飽きることがあります。

APOSTLE 106は、その先がありそう。

初心者向けの簡単なスキーという意味ではありません。

むしろある程度滑れる人が乗った方が、このスキーの良さは分かると思います。

そして技術が上がれば、さらに違う使い方が出来る。

そんな余白を感じました。

個人的には、上級者が長く所有する一本として面白いスキー

だと思います。

センター106mmという太さも絶妙

センター106mm。

この辺りは本当に便利です。

パウダー専用にするほど太くない。

でも降雪時には十分楽しめる。

ゲレンデでも普通に使える。

そしてバックカントリーにも持ち出せる。

以前試乗したFACTION DANCER 3も106mmでしたが、やはりこの辺りの太さは、

一本で色々やりたい人にはかなり魅力的。

ただAPOSTLE 106はDANCER 3ほど「走破する」という強烈な印象ではなく、

もう少しニュートラル。

いろいろな状況に合わせながら楽しむスキーという感じでした。

デザインもキレイ

そしてRMUはデザインもイイ。

派手すぎない。

でも地味でもない。

スキー全体を見たときに、道具としてキレイ。

という印象があります。

PROFESSOR 111もそうでしたが、RMUは大人が履いても違和感のないグラフィックが上手いと思います。

性能とは直接関係ありません。

でも長く所有するなら重要です。

何年も使う道具ですから、駐車場でクルマから出したときにちょっと誇らしい。

それくらいは求めてもイイでしょう。

APOSTLE 106の悪い点

最大の問題は「もう旧モデル」ということ

今回の記事で一番困るのがコレです。

今回試乗したAPOSTLE 106は、2025-2026モデル。

2026-2027シーズンからAPOSTLEは大きくモデルチェンジされ、

APOSTLE 105

になります。

つまり、「APOSTLE 106、かなり良かったですよ!」

と書いているのに、今から同じものを買えるのか分からない。

試乗記事として非常に困ります。

旧モデルの在庫が残っていれば狙えるかもしれません。

ただし、サイズまで選べるかとなると難しいでしょう。

新型APOSTLE 105は結構変わっている

そしてさらに気になるのが、新型105は単純にセンター幅が1mm細くなっただけではない

ということ。

2026-2027のAPOSTLE 105は、

  • 137-105-126mm
  • 184cmでR18m
  • ティップテーパーを縮小
  • 有効エッジを延長
  • より方向性のあるマウント位置
  • 新しいマルチラディウス・サイドカット

という変更が入っています。

旧APOSTLE 106は、

140-106-127mm。

184cmでR20m。

数字だけ比較しても、結構違います。

特に気になるのが、有効エッジを長くして、より機敏になるように変更されたこと。

RMUは新型について、高速域やアグレッシブなラインでの安定性を高めながら、従来の扱いやすさや機動性を残したと説明しています。

もし本当にそうなら、今回APOSTLE 106で感じた良さを、さらに伸ばしている可能性があります。

これは乗ってみたい。

ただし新型105には試乗していない

ここはハッキリ書いておきます。

筆者は新型APOSTLE 105には乗っていません。

だから、「105の方が良くなった」とは言えません。

スペックを見る限りでは興味深い。

メーカーの説明を読むと進化しているように見える。

でも、スキーは乗ってみないと分からない。

むしろスペック変更によって、106にあった独特のバランスが変わっている可能性だってあります。

旧106が良かっただけに、新型105がどうなっているのか。

かなり気になるところです。

APOSTLE 106は「優等生」ともちょっと違う

万能型のスキーを試乗すると、「良く出来ているけど面白くない」

と感じることがあります。

何でも出来る。

扱いやすい。

欠点も少ない。

でも、乗り終わったら忘れてしまう。

そんなスキーもあります。

APOSTLE 106はそこが少し違いました。

万能。

扱いやすい。

高速域でも安心。

でも、まだ奥行きがありそう。

一日試乗しただけでは全部分からない感じがあります。

個人的には、この感覚が結構好きです。

スキーを買った初日に100%理解出来てしまうより、

何日も乗って、雪質が変わって、速度域が変わって、自分の滑り方も変わって…

少しずつスキーの良さが分かっていく。

そういう道具の方が長く付き合えると思います。

こんな人にオススメ

APOSTLE 106をオススメしたいのは、

  • センター100mmオーバーの万能型を探している
  • ゲレンデでもしっかり滑りたい
  • 高速域での安定感が欲しい
  • パウダーにも入りたい
  • 扱いやすいだけでは物足りない
  • 一本のスキーと長く付き合いたい
  • 上級者になっても楽しめるスキーが欲しい

特に、「オールマイティーなスキーが欲しい。でも上級者の求めるオールマイティさでないと困る」

という人には面白いと思います。

まとめ

RMU APOSTLE 106。

かなり良いスキーでした。

センター106mm。高速域でも安心出来るしっかり感。

それでいて扱いにくくない。

ゲレンデからパウダーまで使える万能性もある。

でも個人的に一番魅力を感じたのは、万能なのに奥行きがあること。

乗った瞬間に、「全部分かりました」とはならない。

もっと乗ってみたい。

違う雪でも試したい。

速度を上げてみたい。

バックカントリーにも持って行ってみたい。

そんな気持ちになります。

上級者になっても長く楽しめそうなスキーです。

ただし問題があります。

このスキー、もう旧モデルなんですよね。

2026-2027シーズンからはAPOSTLE 105へモデルチェンジ。

しかも単なる名称変更ではなく、シェイプやサイドカット、マウント位置などにも手が入っています。

旧106がこれだけ良かっただけに、新しい105はどうなった?

という疑問が残ります。

良くなったのか。

方向性が変わったのか。

それとも旧106の方が好きなのか。

これは乗らないと分かりません。

だから今回の結論は少し変です。

APOSTLE 106はかなりオススメ。

ただ、売っているなら。

そして新型APOSTLE 105を見かけたら、今度は絶対に試乗してみたい。

良いスキーに乗った結果、また試乗しなければならないスキーが増えました。

趣味というのは、実に効率が悪いものです。

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